2010年10月19日

柳屋

神保町界隈で、蕎麦屋さんといえば、軒数的には「満留賀」です。
が、私にとって何とも思い出の深いのは「柳屋」

やなぎや00.jpg

現在は、東京パークタワー1階に「いぬ居」と並んだこ洒落た“そば処”です。
再開発前から当所にあった、神保町では極普通に見かけた“そば処”でした。
そういえば支店が小学館地下にもありました。
現在はどんな事情かは知りませんが同じ“そば処”「更科」に変わっています。


何が思い出深いかとモーしますと、雑誌編集部が立ち上がった折に、かなりの頻度で出前を
頼んでおりました。
カツ丼、親子丼、玉丼、もり、ざる、カレー南そば、天ぷらうどん、冬場は鍋焼うどんまで、
全メニュー?を、確かビール、熱燗まで。
そうそう副編・I氏は、片栗粉の効いたカレー丼をひたすら頼んでいました。

それになんと言っても驚くほど出前が早く、電話注文をすると数分で
“おまちどおさまやなぎやです”と到着。
“盗聴器があるんじゃないの”と冗談がでるほどの迅速さでした。

当時、わが編集部は、出前の器は各自必ず洗って返す(一般常識!)ことを厳命し実行して
いました。
ある時、出前のお兄ちゃんが「器が洗ってある!」と感激していたことが懐かしく思い出されます。
その日以来、出前の早さにさらなるギアが入った気がしました。
何とも重宝なお店でした。

ですが、一度だけ秒速でくる出前が、一時間待っても来ないときがありました。
女将さんから電話「済みません。出前の子が転んで、おそばを道路に食べさせてしまいました」
と連絡があり、某女性編集部員は、怪我の有無より“私の月見そば...”とつぶやいたことも。

神保町再開発で、本店がなくなり、いつの間にか支店もなくなっておりました。

そういえば同じブロックには、“界隈一薄い”トンカツの店「羅生門」、しんこの美味だった
寿司処「新太郎」、わっぱせいろ「由良」、などありました。

やなぎや03.jpg 山かけそば 900円


時は過ぎ、話題の新ビル1Fに燦然と輝く金箔文字「柳屋」を見付け、勇躍お店に突入して、
“神田テースト”カツ丼と注文したら、「そのようなモノはありません!」と。
トホホ・・・・バッド(下向き矢印)
寂しく盛りそばを啜り、茶房“李白”(現・喫茶去)で考えました。
「今時ビルへ出店、店構えも替わるとカツ丼がなくなるのか?」

またまた時は過ぎ、池波正太郎氏気取りで、板わさ、卵焼きで一杯の後に軽く“盛り”でもと、
カメラマンと突入。
なんとメニューが変わっていたのです。
もちろん、天丼、カツ丼、親子丼も復活。
ランチ時のお勧めは“そば付きミニ天丼セット”いけます。エビ天カレーなるもの?もメニューに。

またまたまた時は過ぎ、我が身の脂身に驚き、カツ丼からカレー南蛮に宗旨替え中です手(チョキ)
やなぎや01.jpg カレー南蛮そば 840円

カロリーは変わらないか?
夜、ちょっと一杯にも“当て”は豊富で、落ち着いて楽しめます。
(綾)


東京都千代田区神田神保町1-103 東京パークタワー102
03-3291-0213
11:00〜15:00、17:00〜22:00/土日祝・休


  ※店舗情報は変更になる場合がありますので、事前にご確認のうえご利用ください。

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2010年10月01日

そば切り 源四郎

“山形路「そば街道」の味をどうぞ!“
と銘打った本格、手打ちそば専門店、そば切り 源四郎
源四郎00.jpg

メニューはそば切り(盛りそば)並・大、きじそばかいもづ(そばがき)といたってシンプルです。オプションの“きじ汁(300円)”、“大根おろし(サービス)”を活用すると、また違った味のそばが楽しめる。

使用そば粉は国産、などと言った半端な売りではありません。
山形県の大石田産を使い、コシのしっかりした、抜群のそばなのです。
山形そば街道本店の「源四郎」で修行した店主のこだわりが“はじめに一口、二口を塩で召し上がれ”とメニューに特記している処に現れています。

昼時、たま〜に、「いま打っていますので10分くらい待ちますが?」なんてこともありますが、
10分や20分でははかり知れない本物が味わえるのです。
源四郎02.jpg きじそば

ところで“かいもづ(そばがき)”知っていますか?
この「源四郎」ではそばつゆ納豆で食べるのですが、(綾)ご幼少の折りには、婆やの作ってくれたおやつの、小豆の甘い味付けのそばがきを食した記憶が!


さて余談だが、山形県・大石田と聞けば、歌集『赤光』の斉藤茂吉が、晩年の一時期を過ごし歌集『白き山』が結実した土地なのです。ちなみに生地は山形県上山市金瓶です。

北杜夫氏の『青年茂吉』『壮年茂吉』『茂吉彷徨』『茂吉晩年』(岩波書店)では、家族で鰻重を出前して、子供の方のウナギが大きいと、不機嫌になり交換するほどのウナギ好きだったそう。
茂吉はとにかくねばねば系が好きで、特にウナギと納豆が好きだったとの著述も。
多分、大石田のそばも食べたに違いないと勝手に想像しています。
特に納豆がらみで“かいもづ”も好きだったかも?

<わが生はかくのごとけむおのがため納豆買ひて帰るゆふぐれ>「つきかげ」

<昼蚊帳のなかにこもりて東京の鰻のあたひを暫しおもいき>「白き山」

源四郎01.jpg

基本的に、このお店は昼、夜のそばのメニューは同じだが、玉こんにゃく、がんもどき、きじスモーク、山形青菜漬け、などをつまみに山形の名酒やそば焼酎を傾け、最後にそば切り!で〆。
考えてだけで思わず“十四代!”と声をかけてしまいそうです。

先日、寒さを感じて唯一暖かい“きじそば”を注文。
醤油ベースのだし汁を一口含んで、“う〜ん、この味は郷里のお雑煮と同じだ”と感激!
冷静に考えれば“山形名物いも煮”の味なのでは?
そば好きの人には、邪道と罵られても良いです。どうか“きじ力(ちから)そば”をメニューに!!
(綾)



東京都千代田区神田神保町2-10-8 榎本ビル1F
03-3556-1400
11:30から14:30、17:30〜21:00/土日祝・休
そば切り源四郎

<追記>
残念ながら、2012年6月8日で閉店になったようです...
そば切り美味しかったので残念です(T_T)
ガリーズK

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2010年08月02日

たかせ

たかせ前.jpg
手打蕎麦たかせ
基本的にはランチと夜のお酒の店を替えるのが“綾”流ですが、最近はこのこだわりが崩れ気味です。が、このコンセプトを守っている会社に一番近い“手打蕎麦”店です。

昼時なんとも便利な所なのですが、冬のカレー南蛮うどんに惹かれるのですが、ランチではまだ入ったことがないのです。

さて夜の部は、座って“とりあえず生ビールビール”注文すると、ハートランドの生と、こ洒落た三点盛りのお通しが・・・・・。もうお解りですか? 夜しか行かないワケが?

そうなんです。
板わさ、卵の厚焼き、天ぷらなどの定番に、時季の魚、野菜などを駆使した美味しい豊富なメニュー(ある夜のメニューを紹介すると、稚鮎の天ぷら、マコカレイの煮付け、〆鯖、銀だら細川焼き、鯨ベーコン、米なすそば味噌田楽、新じゃがの肉じゃがなどなど)で酒がすすみます。
たかせ02.jpg

日本酒をあまり飲まない私ですが、このお店では“奈良萬”(日本酒=プチナショナリズム)を必ず飲んでしまいます。
日本酒、焼酎とも各地の銘酒が揃っています。最近は“角ハイ”も。
たかせ00.jpg

当然シメには、手打ちの替わりそば、田舎そばなどで仕上げ。
たかせ03.jpg せいろ 700円

元死刑囚の国賓級待遇で、何かと話題の某国務大臣も以前はお気に入り?だったのです。
某週刊誌は「手打ちうどん店」としてましたが、正しくは「手打ち蕎麦店」です。
当然ながら酒酔い運転と“路チュー”は禁止ですパンチ

入り口の戸は、引き戸で自動では有りません。かつ右開きではなく、左開きです。
戸惑うと“やや看板娘”にからかわれる場合も!
たかせ01.jpg

そうそうこのお店、以前は「野村」といったやはり「手打蕎麦」の店でした。
他人とは思えなかった店長・歌丸(本名)さんは何処へ。          
(綾)


東京都千代田区神田神保町2-21-10 高野ビル1F
03-3288-1370
11:30〜15:00、17:30〜23:00/日祝・休
手打蕎麦たかせ

  ※店舗情報は変更になる場合がありますので、事前にご確認のうえご利用ください。

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