何が待望かと言えば、会社から1分の近さにビールバー クラフトビアマーケット(CBM神保町)が誕生したのです。

かつて映画館・東洋キネマ(私は知らない)だったところで、映画館は廃館になり、その広さを活用した写真スタジオ(これは覚えている)があり、隣には「盛りや」?(大衆酒場)などがあり、煮込みにクラッカーで酎ハイ呑んだ記憶も。
そんな時代にバブルが発生し、“地上げ”なる言葉が日常会話に上る時代があったのです。
遠い記憶だと“地上げ”第一号は神保町のとある小さなビルだったとか?
この地も『突破者』の著者・宮崎学氏が本格的な作家活動に入る前、地上げした土地なのです。その後、紆余曲折があり長いこと駐車場になっており、昨年かな? 住友商事神保町ビルが建ったのです。
そのビルの1階に今年になってオープンしたのが「CBM神保町」。
オープン直後の3月上旬、寒さをモノともせず突入しました。
グリーンサラダ(700円)、ピザ(マルゲリータ1000円)、厚切りベーコンとソーセージ盛り合わせ(1200円)等を頼み、北の地方から順に南下して地ビールを楽しみました。
店内にくるくる回るオーブンがあり、チキンが丸ごとローストされていました。そのローストチキン(フル1600円、ハーフ800円)が売りと気付いたのは帰り際でした。
それから何度か足を運んだのですが、いつも満員でトホホな気分で神保町を彷徨いました。
ところがなんと最近、“ローストチキン(980円)”と“ビールカレー(800円)”の2種類のメニューでランチが始まったのです。
ローストチキンは、店内でローストされたチキンの半身とサラダ、ご飯またはパン付きで食べ応えありです。ナイフとフォークで食べ始めましたが、ここはやはり
“骨付きチキンはやはり手づかみだぜ〜! ワイルドだろ〜”
といきたい。その方がきれいに食べられて、美味しさを満喫出来ます。

カレーはビールで煮込んであるだけに、コクのある味わいで、カレー激戦区の神保町で十分に生き残れること請け合いです。
多少辛さを自分で調整できる工夫があればなお良いのでは?

夜はもちろん、丸ごとローストチキンをはじめ、アサリのビール蒸し(900円)、ごろごろニース風サラダ(750円)、豚ロースミラノ風カツレツ(1000円)ほか、ビザ、パスタもあり充実のメニューです。
そしてなんと言っても“日本漫遊”ビールです(^^)v
当店はなんと日本全国の“地ビール”を常時30種類そろえており、いろんな味が楽しめます。
ある時の私メの漫遊は、KANPAI! STANDARD BEER(特別サーバーのサービング中生)に始まり、岩手、宮城、長野の地ビール、文豪を偲び? 岡山の独歩ビール、そして最後はアサヒスーパードライで口内を整え、シングルモルトのバーへ。
“私は酒飲みですが、決して詩人(あるちゅうる・らんぼうー)ではありません”
季節柄、確実に入りたい人は要予約!
(綾)
東京都千代田区神田神保町2-11-15
03-6272-5652
11:30〜14:00、17:00〜23:30/土日祝・休